REPORT
活動レポート
災害ボランティア 「泥見るな、人を見よ」
「地震で家屋が倒壊し、住むところがない」
「津波で大切なものが流された」
災害は住むところや大切なものだけではなく、人の命までも奪います。
被災後は、一時的に避難所で生活を送ることになるかもしれません。
社協では災害が起こった際に協議を行ったうえで「災害ボランティアセンター」を設置します。そこでは、被災者が困っていることを聞き取って何かできないかみんなで考え対策を練ったり、三芳町もしくは町外から駆け付けるボランティアの受け入れ、調整等を行います。
黙々と崩れた家屋を片付けるだけではなく、被災された方の気持ちを汲み取り、時には話を聞くこともボランティア活動です。災害ボランティアセンターを運営する際に大事なことは、ボランティアの調整をうまくやる事、いち早く被災した家屋を片付ける事ではありません。私たち三芳町社協では「ひとりひとりに寄り添うこと」が一番大切であると考えています。
災害が起こった際、少しでも被災者の不安を拭い去ることができるよう、災害ボランティア講座を実施、これまでは年に1度、災害ボランティアセンター設置訓練を行ってきました。
今年は3月に1度災害ボランティア入門講座を実施し、まずは災害時に何が起こるのかというところから学びました。コロナ禍でオンラインを活用した座学の講座となりましたが、講師の方の「泥を見るな、人をみよ」という言葉に参加者みんなでうなずき、同じ方向を向くことができたと感じています。今年度、コロナの感染状況次第で設置の訓練も実施予定です。
三芳町社協では災害が起こる事を想定して、平常時から災害時の訓練を行い、被災した際にも一人ひとりへ丁寧なサポートができるようにします。
また、皆さんの生活が安心して楽しみながら生活ができるよう、被災後の地域活動なども積極的に継続していきます。